皆さんは、競走馬が引退したその後をご存じですか?
大きな賞レースを活躍した馬は新たな名馬を生み出すため繁殖に入ることが多いですよね。
それでは、繁殖に入らなかった馬や繁殖を終えた馬はどうでしょうか・・・?
誘導馬・乗馬・ホースセラピー等々、第二・第三の人生として活躍できる場所を見つけることができた馬たちはその道で頑張っているのですが、引き取り手や活躍できる場所がうまく探せず、そのまま消息が分からなくなってしまう馬たちも数多くいると言われています。
「競馬はギャンブルだから・・・。」と割り切って楽しんでいる方もいるかもしれませんが、ギャンブルであっても”勝たせてくれた馬”や”可愛くて個性的な馬”など癒しや元気をくれた馬たちに対して元気いっぱいのんびりと余生を暮らしてほしいと思うのも人間の性かと思います。
今回は、そんな馬たちの引退後の暮らしを支える支援方法をご紹介したいと思います。少額から始めることができるものもあります。それぞれのメリットデメリットを含めてお話しますので、ご自分にあった支援方法を見つけてみてはいかがでしょうか?
なお、ここに記載のある支援方法は、筆者が実際に見て話を聞いておススメしているものになります。「これはおススメできるぞ」というものが増えましたら順次追記していこうと思います。
1 おすすめ度★★★★★ 生牧草バンク
自分の好きな馬に1箱の生牧草を送ることができます。
《メリット》
・普通に購入すると1箱6,000円ですがふるさと納税を使って24,000円で購入できます。
・500頭ほどの登録があり、自分の好きな馬を選ぶことができます。
・送った生牧草を美味しそうに嬉しそうに食べる馬の姿を動画や写真にしてSNSで公表してくださる牧場さんもいらっしゃるため、『馬のために役立った!良い事をした!』という幸せな余韻に浸れます。
《デメリット》
・人によっては割と高額。
・SNSでの公表はあくまでも牧場さんのご厚意。当たり前のことではありません✖
『ふるさと納税は肉や魚を手に入れるもんだろ!』というお気持ちも分かりますが、誰かに喜んでもらうことというのは、美味しいお肉や魚をより幸福感が味わえることだってありますよ♪支援をしている感覚と馬や牧場に喜んでもらう感覚がちょうどよく味わえるので、筆者の一番おすすめする支援方法となります。
2 おすすめ度★★★★★ yogiboヴェルサイユリゾートファーム
引退馬が幸せに余生を暮らすことができるように力を入れている牧場です。
yogiboヴェルサイユリゾートファーム
1 支援会員になる。
・月会費2,000円。5,000円。10,000円から選択とシンプルな設定から選べます。
この会費が引退馬たちの養生費(餌、手入れ、人件費、水・光熱費、施設管理費など)に充てられます。
・プランに応じて、「牧場内の宿泊施設割引」「牧場内に入って近くで馬をみる権利」などが付与されます。
※筆者は、入ることは決めているのですがプランに迷い中です・・・。
➡2024年4月『5,000円コース』に入りました🌟カードよはよ届けー♪
2 グッズを購入する。
・男性うけが良さそうなカッコいいグッズが多い印象です。
・騎手が使用している馬具専門店(ソメスサドル)とのコラボ商品などがあります。その分グッズにしては高額です。
※牧場見学は無料なのですがその後グッズを見ると財布の紐が緩みます。(要注意)
※ECサイトにて購入もできます。
3 宿泊する。
・牧場内で馬とともに目覚め、窓を開けたらそこには馬が・・・という景色は多くの感動と癒しをもらえます。
・筆者のようにひとりぼっちで馬観光をする人にとっては、1部屋単位の額面であるため高額になってしまいます。人見知りなど言い訳にせず、しっかり友達や家族を見つけて伺うようにしましょう♪
4 カフェを利用する。
・カフェのラインナップはそこまで多くありません。
しかし、さすが北海道。苦手な玉ねぎも臭みや苦手な食感が全くなく美味しくホットドッグやハンバーガーを食べられました。
・紙コップも可愛いです。(馬のシルエットがプリントされています。)
・ただ、もう少し珈琲の温度やカフェラテの泡具合にこだわっても良いのかも・・・(辛口)
5 イベントに参加する。
・北海道にとどまらず、都内や関西にまで出向いてイベントを行っている印象です。
・営業部長である「アドマイヤジャパン」も出張することがありますので、ぜひお楽しみに。ただ、せっかく馬と触れ合えるのであればやはり北海道に出向いた方がゆっくりじっくり触れ合えますよ。
↓↓営業部長として、仕事をこなすジャパン↓↓
最近HPも新しくなっていたよ。目が離せないね。
3 おすすめ度★★★ NASU FARM VILLAGE
女優・モデルとしても活躍されている紗栄子さんが経営する保護馬支援の牧場です。
1 グッズ販売について
・さすが紗栄子さんと言えるほどセンスが光るグッズが多い印象です。
・女性うけが良いものが多い印象です。素材にまでこだわったものがたくさんあります。
・その分、yogiboヴェルサイユリゾートファーム同様、高額ではあるかと思います。
※ECサイトにて購入もできます。
2 乗馬について
・乗馬経験がない私でも問題なく歩くことができ、自然豊かな景色を馬の背中で堪能するという宝物のような時間でした。
・ただ、気候等の影響により30分が15分程度になり金額も変わらず。気候の変動に文句はいえないのですが、そういった場合の対処方法を考えておくと満足度があがる気がします。
※人参餌やり無料。外が無理でも室内場を軽く散歩・・・等々。
3 レストラン(カフェ)について
・私が訪れた日は予約必須のコース料理のみの提供でマルシェも開かれず・・・。
コース料理はお高く、軽食をと考えていたため、食べるものがなく厳しい状況に置かれることになってしまいました。HPの情報が少し乏しいためそのあたりのリアルタイムな情報発信はもう少し必要かと感じました。
スタッフの皆さんはお人柄は良い印象なのですが、注文が漏れたり連絡や段取りがうまくいっていないこともチラホラ見受けられました。
少しずつ改良されるのかなという期待でおススメに載せさせていただきました。
4 おススメ度★★ TCC JAPAN
「引退競走馬の支援活動」と「馬をパートナーとした社会活動」を通じて、人馬のソーシャルイノベーションに取り組んでいるようです。
和田竜二騎手や角居勝彦元調教師の協賛もあり、引退競走馬支援ではかなり名のある会社なのではないでしょうか?馬に関するイベントでは必ずブースがある印象です。
1 支援会員になる
・入会金1,100円。基本会費月額1,100円
・支援内容が多岐にわたる。その分複雑で悩んでしまう。
(行き場のない引退後の競走馬を救う支援、高齢やケガをした馬の余生を支える支援)
2 Bafun Yasai TCCカフェ
馬糞を肥料にしたお野菜が食べられるカフェです。
・週末は競馬中継も行われている模様。
・グッズも販売されています。
・イベントも開催されるため、交友の場を広げることができます。
人見知りには厳しい環境・・・。筆者『ふぅ』はかなり早い段階で脱落です。
↓TCCカフェ 馬糞野菜でつくったおでんです。
3 クラウドファンディング
「絶景の #メタセコイア並木 に馬と自然と地域が共生する観光養老牧場をつくりたい!」
「観光養老牧場」建設に向けてただいま絶賛クラウドファンディング実施中です。
これなら人見知りにも朗報ですね。(2024年4月30日まで)
・1口5,000円~
TCCは内容がかなり多岐にわたっているため、全体像を理解することが難しいように感じます。とりあえず飛び込んでみて自分に合っているか考えるといったようなコミュニケーション能力高めな方に向いているような気がします。
筆者『ふぅ』の人見知り具合がダメだめなだけできっといいとこだと思うよ
5 その他
馬site
大きいぬいぐるみが売ってあります♪ゼッケンを取り替えたりできて、癒し度満点。
グッズを購入しただけで支援にもなるwin-winの関係。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
皆さんのちょっとした行動が多くの馬たちの幸せな余生を守ることにつながります。
「ボランティアやるぞー」「そのための時間作るぞー」「お金もため込まなければー」ということなく支援できるのが最近の主流な気がします。
無理せず楽しくご自身にあったものを選んでみてくださいね。
ご質問等あればコメントからよろしくお願いいたします。
最後に、これからも『ふぅのお馬blog』を是非ぜひよろしくお願いいたします。