推し馬紹介

ついに引退。ターフで最も愛された牝馬。皆をトリコにしたその魅力をご紹介《メイケイエール》

2024年3月24日。『高松宮記念』にて引退を迎えた“メイケイエール”

顔よし。スタイル抜群。能力◎。だけどちょっぴりおバカで気性難。

一度その存在を知ってしまったら、気になって気になってしょうがなくなり、いつの間にか好きでしょうがなくなってしまうという、天性の愛され度抜群のお馬さんです🐴💓

引退から4ヶ月経った現在、お腹の中には新しい命が宿っているとの情報も✨

今回はメイケイエールのその魅力をたっぷりお伝えしますので、子どもたちがデビューする前にこの記事を読んでおさらいしてみてください🎵

メイケイエールのプロフィール

2018年2月23日生まれ。牝馬。鹿毛。同期は2021年桜花賞優勝のソダシ。2024年中山金杯2位のククナ。2021年北九州記念1位の熊本牝馬ヨカヨカ。なお、ソダシとは同じシラユキヒメ一族であり、幼少期はノーザンファームにて隣の馬房だったそう。

【レース戦績】
20戦7勝。G1こそ獲っていないもののG2以下だと9戦7勝。中京競馬場の芝1,200㍍に関してはコースレコード保持中(2024年2月23日現在)。【7‐0‐0‐12】という1位か馬券外かの極端なレースをすることでも有名です。

【ビジュアル】
切れ長で神秘的な目。細面なお顔と綺麗な形の流星。その美しさにくせ毛な前髪がチャーミングさをプラスします。
脚の長さはウマ界随一。グラデーションがかった綺麗な体色に細くて長い脚とキュッと引き締まったお尻でパドックを歩く姿は、パリコレモデルさながらです。生のメイケイエールを見た人の多くが圧倒されXにて「うわぁ・・・。」と感嘆の声を漏らします。

【アイドル性】
自身の美しさ・可愛さを百も承知なメイケイエールは、カメラを向けられると動きを止めると言われています。ポーズをとっているかまでは分かりかねますが自身が被写体になっているという意識の高さがうかがえます。

また、性格も天性のアイドル。ツンデレ要素強めでデレデレと厩舎の皆さんに甘える姿も多く見られますが原因なく急にツンとなることも。これにより、周りの皆はエールちゃんマジックにかかり、エールちゃんに好かれたい。エールちゃんに嫌われたくないとの想いで、エールちゃん、エールちゃんとご機嫌を取り近づいてしまいます。
無意識なのでしょうが皆を引き付ける素晴らしい才能と戦法の持ち主です。

【レースっぷり】
脚の長さを活かした大きなストライドが持ち味。跳びが大きいと評され、ディープインパクトか!?と言われることも。

レースでは見た目とは裏腹、大暴走を繰り広げます。
ただし、気性が荒いわけではなく真面目過ぎるが故に”1番にならなくちゃ。誰よりも前に行かなくちゃ。”の全身気鋭な気持ちが災いし、緩やかに走らなければならない序盤からかっ飛ばしてしまうと言われています。

武豊騎手が前に馬で壁を作って、かっ飛ばさせない・前に行かせない戦法を取ったことがありますが、それでもお構いなしに前に突っ込んでいってしまいます。池添騎手が同じ戦法を取った際は、「前に行けないじゃん・・・」とメイケイエールの気持ちが折れてしまい、失速してしまいました。(エールちゃん繊細すぎる。レース戦法難し。)

騎手は馬が暴走した場合、手綱を引っ張りその行動を制御するのですが中途半端に頭が良いエールちゃんは、首を左右に振り手綱から伝わる力を外に逃がしてしまうため、騎手の制御が効きません。この首を左右に振りながらそれでも全力で前に進む様子が獅子舞のようにに見えることから”獅子舞走り”と評されることもあります。
また、こういったことから「もう少し頭がいいか、もう少しバカだったら・・・」と言われたことも。

とあるレースでは、騎乗フォームが競馬の教科書に載るほど美しいことで有名な武豊騎手が騎乗フォームを乱しながらメイケイエールを抑えていました。
解説を行う岡安アナウンサーは、「向こう正面を走っているときは馬の横顔だけが見えるはずなのにメイケイエールは後頭部が見えた。そんな事は後にも先にもない。後頭部が見えるということは、馬が明後日の方向を見ながら前に進んでいるということである。これは力みすぎて失速するなと思っていたらそれでも1位を獲った。すごい馬だ。」と評していました。

メイケイエールチーム ①池添謙一騎手

2021年スプリンターズSから現在に至るまでメイケイエールとレースを共にしている池添騎手。スプリンターズSで騎乗予定だった馬がたまたま出走できなくなり、落ち込んで武英智調教師に何気なくつぶやいたことから鞍上が決まっていなかったメイケイエールを急遽任されることに。まさに運命とも言える出会いです。

メディアでは「メイケイ」呼び。
本人を目の前にすると「エールちゃん」と優しく呼びます。

なお、池添騎手が騎乗した主な馬は下記のとおり。

三冠馬のオルフェーヴル。21戦12勝という抜群の強さを持ちながら新馬戦・菊花賞ともに池添騎手を振り落とし、引退後も池添騎手との再会時に2年連続で前脚で軽めに池添騎手を蹴る(蹴りかける)というやんちゃぶりを見せつけました。

次にオルフェーヴルの兄、ドリームジャーニー。引退後も気性の荒さは健在でオルフェーヴル以上。池添騎手を壁まで逃げられないように追い込んだうえで噛んだ話は有名。再会時にも遠くから眺めるだけで近づきません。

スイープトウショウ。何をしても動かない。1時間動かないことも。雪の日は池添騎手の上に雪が降り積もることになりました。天皇陛下がご観覧される天覧競馬では発走時間を遅らせられないため、返し馬で馬から降りてゲートまで走る羽目になったそう。

このように少し(大幅に)クセを持つ馬を扱うことが多く上手いため、ファンはクセ馬を見つけると「池添騎手に任せろ!!」と口をそろえます。

本人はベテランになった今も弟分のような雰囲気を醸し出しやんちゃな雰囲気を纏っているが騎乗は丁寧であり優しく馬の気持ちを尊重するスタイル
牝馬を扱うことが多く上手いため牝馬での勝率高いです

メイケイエールチーム ②武英智(ひでのり)調教師

1980年12月31日生まれ。元は騎手。苗字から察するとおり武豊とは親戚。2012年に騎手を引退し、その後調教師の道へ。

初めて自身の審美眼にて購入してもらった馬がメイケイエール。名馬は気品が漂うと考えており(例:アーモンドアイ)、同じく気品が溢れていたメイケイエールが頭から離れずに惹かれたようです。

メイケイエールの可愛いところは?と聞かれ、「可愛いところだらけですが、、、、」と答える溺愛ぶり。Xにてメイケイエールの日常動画が出されるとデレデレとした武調教師の声が入っていることも多数。

エールちゃんとの出会いから現在に至るまでの物語は必見。後ほどご紹介。

メイケイエールチーム ③㈱名古屋競馬場オーナー

中京競馬場を管理する会社。

牡馬が欲しいと武英智調教師にお願いしたが、どうしてもメイケイエールを購入したい想いが強かった武調教師が「一度見て欲しい」とお願いし購入するにいたったそうです。

名古屋競馬場の冠名「名(メイ)競(ケイ)」とたくさんの人に応援してもらいたいとの想い「YELL(エール)」をプラスして『メイケイエール』と名付けられたそう。

オーナーさんの管理する中京競馬場でラストランを迎えたメイケイエール。高松宮記念は、芝1200㍍。芝1200㍍はメイケイエールがコースレコードを持っていたため、期待が膨らむばかりでした。

当日、良馬場であったならば・・・と思ってしまいますがこればかりはしょうがないですね💦

なお、オーナーさんの優しさで高松宮記念当日レース終了後にメイケイエールの引退式が開かれました。これは、中京競馬場70年の歴史で初めてのこと。

グッズ紹介

公式ファンブック
メイケイエールの教科書

メイケイエールのファンであるならば、これを読まずしてファンを語れないと思えるほど。今までのレースを振り返り、レースごとの出来事やその当時の想い等詳しく書かれており、メイケイエールを育てるためのこれまでの厩舎の努力を知ることができます。
写真集
メイケイエール 初代写真集

馬に美人ってあるんだ❕と妙に納得させられる1冊。エールちゃんの美しさ・可愛さがぎゅぎゅぎゅっとこれでもかと言わんばかりに詰め込まれています。
メモリアルブック
メイケイエール ラストブック

発売前により、まだ私も読めていないのですが引退してお顔が穏やかになったような気がします😊

エールちゃんもママだね・・・。

感慨深すぎて涙なしでは読めないように思います。

メイケイエールのファンクラブ会員証のようなものですね♪

・・・・↓↓↓↓引退レース前の私の記述↓↓↓↓・・・・・・・・・・・・・・・・・・

競馬場内でも購入できるが行列は免れません。なお、メイケイエールが出走した京都牝馬ステークスが行われた京都競馬場ではレース後ぬいぐるみが売り切れていました。引退当日にメイケイエールぬいぐるみが在庫切れを起こしているとは考えにくい事ですがレース当日はレースに全力投球する必要があるため、余計な悩みは増やさない方が良いと思います。よって事前購入をおススメします。

なお、ぬいぐるみなんて・・・という気持ちでいたとしても、当日多くのメイケイエールぬいぐるみを目にすると急な嫉妬心や欲望からどちらにせよ欲しくなることが想定されます。そこで後悔するのであれば、2~3回のラーメン、調子に乗っていくスタバ2回、たばこ3箱を我慢すれば問題なしです。
繰り返しになりますがやはり事前の購入をおススメします

おまけ

最後の引退レースが行われた中京競馬場にてメイケイエールの抽選会がありました。

その時のフェイスクッションです✨

可愛すぎて封をあけられませんがわが家の家宝にしたいと思います😢💖💖💖💖

コンテンツ紹介

武英智調教師 メイケイエールとの物語
1人でいるときに読みましょう。涙なくして読むことのできない感動物語です。馬っていいなと感動に浸り、自分の心が綺麗になっていくのを感じることができます。


池添騎手がメイケイエールについて語る動画です。レースでは他馬との戦いではなく、メイケイエールと自分との戦いなんだ!という名言が飛び出した動画です。


それぞれのレースをエールちゃんの気持ちになってアフレコしている動画です。
競馬初心者の方であれば、レースの見方についても学べる素敵な動画です。メイケイエール以外にも色々なお馬の気持ちシリーズがあります。(エールちゃん以外のおすすめは、『ヨシオ』です。)

まとめ

この記事を最初にupした2024年2月23日はエールちゃんの6歳のお誕生日。

どうしてもこの日に最初の記事をupしたいと思い頑張って投稿しました。

ちなみに今回のアイキャッチ画像は、はまなすさんからお借りした可愛い可愛いエールちゃんのお写真です。

ラストランとなる高松宮記念には、多くのエールちゃんファンが集まり、その声が彼女に届き元気いっぱいに走ってくれることを願うばかりです。

このblogでは、多くのお馬さんの魅力やグッズ、イベント等をはじめとする楽しい情報をお伝えできればと思っています。

良かったらエールちゃん同様、私『ふぅ』のblogの応援もよろしくお願いいたします


COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA